2022.06.20
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災害について学ぼう〜日本国内における災害の現実〜を解説(後編)
空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”が提供しているオンライン講座の解説をしていきます。
前回の解説(前編)では変化する災害時の現場と、その変化に合わせて私たちは自分たちで情報を得て対策する必要があるということを学びました。
今回は私たちが具体的にどう動いていけばいいのか、また、人道支援を行う側が持つべき心得についても解説していきます。
【繰り返さないために】
私たちは同じ被害を繰り返さないためにも、以下のことを心掛けることが大切です。
この中でも特に大切なのは、いろんな機関や団体と関係を作っていくことです。災害の現場で動いている時に、他団体の介入が入って来てもすぐに対応し、しっかりと支援を受けられる状態にしましょう。ガイドラインを作成することも非常に重要です。
また、支援する側は必ず体温を測るなどの健康管理を行い、被災地にコロナを持ち込むことが絶対にないようにしましょう。
【災害支援におけるガイドライン】
皆さんは『スフィアハンドブック』という言葉を知っていますか?スフィアハンドブックとは、世界共通の人道支援における最低基準を示しています。しかし、日本は災害が多いにも関わらず、世界が出来ているこの最低基準を満たしていない国と言われています。それは災害が多いがゆえに、日本人は我慢してしまうという国民性が関連していると言われています。
しかし、緊急時に我慢は禁物です。助けが必要な時はしっかりと声を上げ、周囲の人の協力をしっかりと受けましょう。そして自分自身もまた助けてもらった分、他の助けを必要としている人の支えになることが大切なのではないでしょうか。
【人道支援の必須基準】
この表は、人道支援の質と説明責任に関する必須基準を表しており、世界の人道支援を行う人達はみなこの基準を頭に入れ災害支援を行っています。それは私たちARROWSも同様です。
私たち空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”は、刻々と変化する災害現場に常に対応しながら、こういった災害基準を元に支援活動を行っていきます。
今回の『日本国内における災害の現実』に関する動画をしっかりと復習し、これを機に災害現場に立ち会わせても冷静に対応できる力を身につけましょう。
◆Yogibo Social Good:https://bit.ly/3nyVefb
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第1回:〜自然災害ってなんだ?〜~
第1回:~なぜ、自助力を高める必要があるのか?~
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